1977年にATC対応車の投入で捻出された0番台初期車が中央本線(名古屋地区)に投入され、神領電車区(現在の神領車両区)に配置された。初期に投入された車両は京浜東北線・横浜線、後期に投入された車両は青梅・五日市線からと比較的統一されていた。投入時に以下の改造が施工された。

塗装をスカイブルーに統一。

2人乗務用に運転室助士側に座席とワイパーを増設(後期に投入されたものについてはワイパー増設がされていない)。

前面窓ガラスにデフロスタを取付(後にガラスを熱線吸収ガラスに交換したため撤去している)。

先頭車側面にサボ(行先方向板)受けの設置(後期に投入されたものについては設置されていない)。

サボを使う関係で冷房車でも方向幕の使用は行わず、前面の方向幕も「中央線」・「普通」などのステッカー貼付による固定表示とした。

運用はラッシュ時の10両編成だが、以下の変遷を経ている。

名古屋                                                                    中津川
転入時
クハ103 サハ103 モハ102 クモハ103 クハ103 モハ102 モハ103 サハ103 モハ102 クモハ103

1986年11月1日ダイヤ改正後
クハ103 モハ102 クモハ102 クハ103 モハ102 モハ103 サハ103 サハ103 モハ102 クモハ103

当初は置き換え前の72系が5+5だったので近い両数になるよう組成されたためで1986年11月1日のダイヤ改正後は輸送力適正化のため日中用の付属編成を3両とした。

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